ルヴァンカップ セミファイナル 2nd Leg

とうとうアビスパ福岡ルヴァンカップ ファイナルへ。それはとても誇らしいものだが、その前に「名古屋にH&Aで連勝した」という事実にまず驚いてしまった。

もとより長谷部アビスパは「カップ戦で生きる」タイプだなと思っていたので、昨年のセミファイナル進出は、リーグ戦の成績に比して相応しいもののように感じた。しかし、先日の天皇杯同様、上手い相手に屈することになったことを思い出す。

それにしても見ている方も濃密な3連戦だった。選手たちにとっては良くも悪くも貴重な体験だっただろうし、それぞれ違うアビスパだったが、修練とばかりに集中して走り切って素晴らしい結果を得た。相手のことを思えば、カップ戦のどちらも敗退しておかしくないのだから。

スコアを思えばやはり紙一重なのだけど、そういう戦い方での成功体験も積み上げられて、その「紙」は厚くなったなと感じている。やるべきことをチームで共有しながら、高め合っているように見える。逆に綱渡りの綱は細くなっているのかも。それでも乗れている。

この試合に関しては、とにかく守備が良かったし、永石の好セーブや良い判断がチームに落ち着きをもたらしたと思う。ランゲラックも相変わらず良かったが、失点シーンはケネディの高さに判断を狂わされたと言えるだろう。あれは仕方ないね。

キリがない。ちなみに相手に永井がいたが、アビスパがファイナルに進むことをどう感じていたか、はちょっと気になる。

歴史は作られて、そして。期待は膨らむし「今のアビスパなら」ということをより強く感じられるようになっている。楽しみだ。