風物詩


「私は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです
文脈はいまさら言うまでもない、昨晩のフクダさんの会見での一言。アソウさんに関してよく言われる人物評として「人を見下すところがある」というのがあるが、結局は同じ穴のムジナということか。今時こんなセリフが吐ける政治家が民意を得られるわけもないはずですが、カネと権力を生まれながらに持っていればトップに上り詰めることができるのが今の日本。後進国かここは。
さて、今後はシナリオどおりに総裁選でメディアは埋め尽くされ、与党が大幅な露出増を果たすでしょう。そして「何となく」というような空気感で支持率が上がり、選挙へ持っていくのだ。一年前にも同じようなことがありましたねえ‥。悪あがきではあるが、どうせ負けるならやれることをやってから負けようよ!‥って違うだろ。
英語のeconomyが元来「家計」を語源とするのに対し、経済は「経世済民」。言葉自体が上から目線なんだよね。この国の体制の転換と近代化がどういう経緯で行われてきたのかを考えると、納得のいくものではありますが、フクザワさんもちょっとズレていたんだろう。まあ、そもそも「経世済民」の理念すら放り投げているのが今の政治なんですけど。
なんだかんだでメディアは全力でアシストするんだろうから、どんな茶番が用意されているのかは注目したい。
福田内閣総理大臣記者会見