「アビスパ福岡のスタイルって何？」
こう聞かれて、即座に答えを言える人はいるのだろうか。いや、今季はこうだったよ、とかは言えるよ。でも、降格におびえ続け、昇格に苦しんできた、その場しのぎのフットボールをスタイルとは言わない。
一体、俺達は何を見たいんだ？
その答えは簡単ではないし、何しろファンが求めるものなんて千差万別だからね。いみじくも、福岡とは何の縁もないセルジオさんは、今回の昇格に際してこう寄せていた。「日本のビルバオに」。
つまり、100%バスク人で構成されていることをアイデンティティとするスペインのクラブになぞらえて、地元出身の（それが福岡オンリーとはいわないまでも九州エリアまで含んで）選手だけで構成されるクラブを目指せばどうなんだ、という。
大いに賛同したい意見だ。これまで地元の高校がいくら強くても、その主力選手達はこぞって関東のクラブに引き抜かれていったことに、悔しい思いをしてきたサポーターは少なくないでしょう。そこには色んな「確執」があったりしたようだが、福岡は変わってきている。久保に大久保、平山のような素晴らしい才能を地元で育んでいけるようになれば、王国確立も‥‥可能性としてはあるよね。
■崩壊から再生へ
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/fu_1132920910.htm
■京都との比較
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/fu_1133013444.htm
■下部組織の強化を継続する覚悟
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/fu_1133105007.htm
地元で育て、各年代の代表クラスを輩出し、移籍金で得た資金で若手を育成する。または流出した主力級の選手を呼び戻す、そんなサイクルが出来たらいいよな。そして今の、守備意識を高く保って、スピード豊かにサイドを陥れ、勝負していくスタイルは気に入っている。ホントにそれが出来る時は多くはないが‥。レベル的にもまだまだ‥。
とにかく、継続することが今の福岡にとってはかけがえのないことのように思われる。
