税金が使われている

「99年から02年のソルトレイクオリンピックまでスノーボードチームのコーチをしていた」方のエントリを転載したブログ。メディアのスクラムによるマッチポンプだった、例の国母選手の騒動に関して。
http://bit.ly/9ErfeL
以下に「思わず顔をしかめてしまった」箇所を挙げておきます。

僕自身がコーチだった時代に現時点で最高といわれるアメリカの選手がFISのワールドカップには出場せず高額賞金のイベントにばかり出てしまい、どうしても自分の選手をそういうレベルの高いところで競技させたくて、選手はプライベートで大会出場、コーチは視察を目的で予算を取りプロの大会に行かせてくれと全日本スキー連盟スノーボード担当理事に掛け合ったことがありましたが、日本オリンピック委員会から補助金をいただいている関係でそんなことは全く無理だと一蹴されたことがありました。

つまり強化のための「補助金」ではなくあくまで天下りや渡りのためのものだから使えないんだな。
そしてソルトレイクハーフパイプに出場した中井孝治が5位に終わり(フランスのジャッジに疑問符が)失意に暮れていた際に、

中井君に取材を受けるように伝えてくれとの担当理事から電話がかかり、中井君に話すと、いまはそっとしておいてほしいと。その気持ちはすごくよく分かり、取材拒否の旨を担当理事に伝えました。
すると夕刻担当理事がコーチ部屋に来て直接説得。「取材を受けることも選手の仕事だ」とか、「誰のおかげでここにこれたのか」とか最後は「俺に恥をかかせるのか」などなど、、、、、中井君は沈黙。スタッフも全員何も言わず。僕だけ「理事、今日は勘弁してやってください」と、すると理事は「よしわかった」と部屋を立ち去りました。

そしてこうなる。

ソルトレイクから帰国後、経費の精算をしに全日本スキー連盟に行き、次の大会、札幌でのワールドカップの書類と経費を預かっていこうとしたら書類に僕の名がありません。事務局の人もおかしいなあと。
そうなんです。クビにするのも面と向かって言わず書類上で名が消えていくのです。

そういう大人がよってたかって“礼儀”を説いてもね。こんな「連盟の理事」あたりとマスコミの記者連中が仲良くしているのもわかり易い。それは似た者同士だから。官僚と記者クラブの関係と一緒だな。記者クラブが受けている利益供与は100億を下らないらしいしね。もちろん税金。