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「2勝目」とはいうものの、このお菓子杯はこれまで、
「捨ててきた」
大会で、加えて凡そ消化試合に近いもの。
これでリーグ戦における12試合で1勝、という汚名がそそがれるわけもなく‥‥。いや、当然選手達はそんなこと考えるはずもない。
ただ気にはなることがあるのですよ。

そして迎えた84分、久藤清一の絶妙なスルーパス宮崎光平が飛び出し、冷静にゴール。同日に誕生日を迎えた妻に捧げる、福岡の背番号10による渾身の決勝アシストを、F東京のディフェンス陣は為す術なく見送るしかなかった。
http://www.jsgoal.jp/news/00033000/00033139.html

直接点に絡んだのは、ここ数試合サブに甘んじていた二人だよね。
これを「采配が的中した」とするのか、「その逆」なのか。
お菓子杯では、リーグ戦でスタメン扱いされなかった選手が奮起する傾向にあり、それはリーグ戦に(何故か)フィードバックされてこなかった。なるほど、この二人は怪我などでコンディションに不安はあったのかもしれない。が、そうであっても結果を出した選手を遇しなくて、何のための「貢献」なのか。
  
ミスを勘定するしか能がない指揮官がいるんじゃ、誰も思い切ったプレーは出来ないし、結果もついてこない。そして何より、
「つまらない‥‥」
のだ。

Q:決定力不足というのは、相手のファインセーブによるものか、チームに問題があるのか?
「両方あるが、例えば客観的事実としてシュート数や決定機などは、相手を上回っている試合は多かったと思う。実際に相手のファインセーブもある。でも、ファイセーブに関しても、昨日の日本代表の試合ではないが、決める方の気持ちが充実していればどんな形でも入るもの。
http://www.jsgoal.jp/news/00033000/00033118.html

ヒロシがこうやって代表を例に挙げるあたりは、
「あのレベルでもそういうものなんだ。だから‥‥」
ウチでもそういうことがあるのは仕方ないだろう、と言いたいのだろうか。
  
昨日の代表は「120%勝つ(無理をする)必要はなかった」のであって、例としてあげるのはどうかと思う。
ついでだからスコットランド戦についても触れると、僕的には「あれでよかった」んです。
まず、「怪我なくやれた」ことと、「アレでどれくらいのことができたか」がスタメン相当の選手達に実感として残ったはずだからね。(何より、昨日のメンバーやシチュエーションでは何のテストケースにもならない!)
それに引き換え、これまでリーグ戦でわずか1勝のウチにテストマッチなどあるはずもないんだ。
「気持ちを充実」するための手だてを彼は知らないことは明らかなのだけど‥‥‥この勝利をどう評価すればいいのか。次はいい相手だと思うな。