アリGoal !

まあとにかく、多くのサポーターが(自作自演の如き)屈辱感をもって帰途につかなくてはならなかったところを、有光の躍動とゴールによってのみいくらかは救われたわけ。
  
ウチの監督とされているお方は、ホームにお金を払って来てくれるファンをないがしろにしなくては、レギュラーシーズンを戦い抜く自信がないようだ。徹底的にリーグ戦とカップ戦を区別し、戦う前から白旗を掲げるような指揮官を俺は認めない。「カップ戦は正直どうでもいいよ」という意見も散見するが、目の前でかくも無気力な有様を見せられて、まだ同じ事を言えるのだろうか? 今日出ていない選手達がもしこの試合を見ていたら何を思うのか?
  
前半の体たらくを見るにつけ、あの恥知らずな監督のマネジメントのお粗末さを改めて見せつけられた。選手達に対して「勝者のメンタリティが欠けている」だって? まず誰よりも欠けているのは自分自身だろ。強い相手には尻尾をふるのかい。
岩丸が弱かった?使う奴が悪い。タツノリが見てられなくて、ヒラジが吉村が‥‥あわわわ。
  
見てはいけないと思いつつも、試合後のヒロシの談話。この試合で「嫌い」から「大嫌い」に変わったよ。
http://www.jsgoal.jp/news/00032000/00032336.html
  
翻って、浦和はどうだったかというと‥まあ可もなく不可もなく。弱みを見せる相手に対して畳み掛けるあたりは流石というしかないし、ワシントンがいないと前線にスピード感が増す。そのかわり「怖さ」や「強さ」は格段に落ちるね。個人的には永井に酒井、シンジというナイジェリアの興奮と感動を思い出させる面子が揃ったのは良かったけど。
ここ最近個人的に思っている、浦和というチームのあり方を示唆しているような布陣でもあったかな。あえてはっきりとは言わないが、達也が戻った時にポンテが外せるかどうか‥‥むにゃむにゃ。
それにしても、この1ヶ月間でシンジを生で3回も観た、ということになる。その中では一番のパフォーマンスだったかもしれない。これで明日のメディアは「小野復活」とか煽るのだろうか。だがそれは大げさに過ぎる‥‥。とはいえ、アビスパサポーターという枠を超えて、より大きな視点でとらえるならば、彼にとってはいいステップとなったのかもしれないな。
  
とにかく、誰が何と言おうと、今夜の福岡のエースは有光だったよ。だからこそあえて言うなら、もっと自覚していい。「自分こそが」という自負と自信をもっていい。その上で常にボールを呼び込むような全力の仕掛けを見せてくれ。そうすれば2枚でも3枚越しでもパスは来るし、勝負して跳ね返ったボールが次のチャンスに繋がったりするものなんだ。これからも期待してます。