気がつけば

W杯に向けた中断期間まで、あと4節を残すのみとなったJ1。
昨年目覚ましい躍進を見せ、今季は不振をかこっている2チームの監督が相次いで更迭。それも下から順に‥
  
セレッソサンフレッチェも、今のアビスパとは近しいクラブで、前者は同じシーズンに降格を経験したし、後者はアビスパが目指す育成型クラブの先達だ。
加えて、セレッソの小林さんは'91〜'99年までサンフレッチェのコーチ、ユース監督、スカウトなどに携わり、その後、アビスパのサテライト監督に就任し、さらに大分サテライト、トップチームを歴任し、大分ではJ1へ昇格させた経歴も持つ。
サンフレッチェの小野さんは日本サッカー協会でのユース育成で手腕を発揮し、広島に招聘され、J2に降格したチームを1年で昇格させた。
アビスパを含めたこの3チームはJ2を経験し、昇格したときの成績も2位。こういう相似は怖いくらいだけど、アビスパは昇格に4シーズンを要しているので、そこは大きな違いではある。
  
この4シーズンに渡る紆余曲折を経験したクラブだから、まだ我慢もできるし、その先にある喜びも知っている。カップ戦の勝敗に一喜一憂することもなく(というか捨てている向きも)、ただひたすらに「その時」が来る事を信じているわけで‥
  
こちらとしては信じるしかないのだけど、フロントには「次」の一手を準備しておいて欲しいね。例え最悪の結果が出たとして、中断期間をこのままで行くのか(まさか)、一石を投じるのか、を。
今日の報道を受けて、一部の人間は首の辺りが涼しいことだろう。でも、選手たちには伸び伸びとやってもらいたいんです。
  
メディアの文法は分かりやすいよ。このタイミングで、こういうコメントが出るあたりがね。

けが人が多い台所事情だが、個人の意識の問題ととらえていた。
http://www.nikkansports.com/soccer/f-sc-tp0-20060418-20572.html

これをアップした後でこの記事を見た。先達の判断として、心にとめておきたいかも

日韓ワールドカップ(W杯)があった2002年、ガジエフ監督の下で序盤からチームは低迷した。その際、W杯による中断期間中での監督交代に踏み切れず、立て直しが遅れた。開幕1カ月半での監督交代は、球団の「同じ過ちを繰り返してはならない」との強い決意がある。
http://www.chugoku-np.co.jp/Sanfre/Sw200604180063.html