前半1-0、そして‥

前半の先制とゲーム内容で気をよくしたのも束の間、前半が終わる頃には「このまま終わると嫌な感じがするよね」と話していた通りとなったが、それでも今後に期待させる内容ではあった。それが昨日の大宮戦の雑感。

福岡にとっては、グラウシオを欠き、田中までもが怪我で退くなど、苦しい状況にありながら変わらぬ組織サッカーを展開したことは収穫。薮田が十分に機能したことも明るい材料だ。決定力という課題は残したが、前向きに辛抱強く取り組んでいけばいい。
http://www.jsgoal.jp/news/00030000/00030504.html

ライターはおなじみ中倉さん。だから福岡寄りだ。論調としては「よくやっている、通用してるじゃないか」というところで、それは異論はないんだけど、やはり川島のことは触れてないか。意図しているのかどうか‥‥
イヤーブックでは彼のドリブルについて「独特なリズム」と評してあったが、あれはもう、グダグダ。惜しいシュート? あったけどそれを評価するのか、ヒロシ。ここで出来る我慢をなぜ他の本職に向けられないんだい?

「2点目を取らないと勝てないという気がするが、逆転されずによく踏ん張った」。松田監督には満足感もあった。
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/fu_1142119621.htm

前後の文脈が読めないので、ここだけ記事にされると無責任っぽさも漂うし、そもそもこれは去年もついてまわった課題。要は、守備的なイメージに重きを置いた「組織力」を攻撃に向けられないか、ということなんだと思う。
常に人数をかけて局面を有利にしても、その密集したエリアからの展開力に乏しいから、手詰まりになりがちで、なにより足下ばかりだから、読まれているケースも目立つ。横パスじゃないだけマシか。
  
先の中倉さんのレポートに戻るが、「誰が出ても同じ」なのがいいのか「流れを変える何か」がある方がいいのか。今は見守るが、このチームには組織を超えるものが必要になってくるはずだ。「自己責任」と「自己主張」このあたりがキーワードだと感じている。この競技において組織は全てではなく、ベースでしかないんだから。