若者たち

先週末の「foot!」では、今期待を集めようとしている10代の有望な選手4人をとりあげていたが、そのプレーぶりは将来の成功を約束されているようなものに見えた。その4人とは、
  
イブラヒム・アフェライ
 http://jp.uefa.com/competitions/UCL/news/Kind=1/newsId=380602.html
ヌリ・サヒン
 http://www.soccer-m.ne.jp/college/41/
・フェルナンド・ガーゴ
セルヒオ・アグエロ
 http://www.jsgoal.jp/2005jyouthcup/player/escudero01.html
  
FWのアグエロ以外はMF。アフェライとサヒンは似たタイプで、そのシンプルかつ戦術眼に優れたプレーは、スペースの無い欧州基準のフットボールにあって、特にシビアな中盤に適応するための、一つの答えであるのだろう。まあ、若い彼らは僕にとってはシンジのフォロワーなんです。革新的なものじゃあない。
  
それよりも、ネット検索で一番ヒットが少なかったが、ボカのガーゴの方がインパクトは強い。「本当に巧いヤツが守備にそのテクニックを向けたらこうなった」みたいな。プレースキックのレベルが上がっている現状では、簡単にファウルやコーナーをとられてはいけないし、中盤でクリーンにボール奪取できれば、そこから手数をかけずにゴールを狙えるわけで。こういう選手が増えたら、中盤のパス一つとっても、凄くスリリングなものになるだろうね。彼のスタイルはちょっと簡単には見当たらない。アルゼンチンの5番の歴史を刷新する可能性を秘めていると感じた。(それにしてもベッカムのFKは凄かったねえ‥‥)
  
最後はやはりアルゼンチンのアグエロ。あの重心の低さを観た者はまず、あのマラドーナを想起したことだろう。ビジャレアルや他にも複数のビッグクラブが獲得を狙っているとの噂もあるが、さて。
今のビジャレアルなら面白いことになるかも。親分肌のリケルメ(先々週のfoot!ではアイマールを「おい、ちびっ子」呼ばわり)の薫陶を受け、ホセ・マリやフォルランといった優れた先輩の中で揉まれれば、今のサビオラのようにはならないかも。好きなんだけどなサビオラバルサで長兄リバウド、次兄クライフェルトに可愛がられていた頃が懐かしい。
  
そしてこの週末は大久保や平山、そして松井がこぞって結果を出した。前述の4人なんかを観た後だけに、ホッとしたような。大丈夫、黄金世代の次は育ってきている。