Tシャツ野郎

http://number.goo.ne.jp/soccer/world/real_madrid/20050415.html
「Tシャツ」から「真実のサッカー選手」へ。クラシコの前にあった代表戦でも、輝きを取り戻していたようだが、その勢いをそのままに、この大舞台で力を示したのは凄いことだ。もしアドリアーノファンニステルローイ)のような、ターゲットマンとしても実力のあるFWが入れば、かつてのように正確クロスでチームに新たなオプションをもたらすことだろうが‥‥。
でもそれってスペインの作法じゃないよな。やっぱりフィーゴの代わりとしてはホアキンだろう。もちろんオーウェンでもなく。
  
バルサはケガ人に泣かされ続けているとはいえ、やはり優勝は間違いないところ。エトーも軽傷で済んだようだし。それにしてもエトーの得点時のプレーは、これぞアフリカ系!と言うほどのスピードだった。誰もがコントロールを誤ったと思っただろうボールに追いつき、落ち着いて決めた。何か信じられないものを見た時は、一瞬思考が止まってしまうような気がするけど、まったく異次元のスピードだった。さすがのカシージャスもあれに追い付くとは思わなかったに違いない。
その直前の、3人に囲まれながらも抜け出したプレーではテクニックを見せ、そしてスピードを活かしての「一人ワンツー」‥‥。
何となくアスプリージャを思い出してしまった。
ともあれ、タイトルの行方としては大方は決まっているのだけど、今後の両雄のプレーそのものではまだまだ楽しめそうだ。