グロージャン

驚きのセミファイナル進出。いつからウィンブルドンはクレーになったんだ。時にウィンブルドンの芝は育成状態が悪く、あっという間に剥がれてしまい、芝特有の早い球足が消えて、クレーが得意なプレーヤが上位に多く顔を出してくることがあるが、今年はそうでもなかった。
ヘンマンローランギャロスで同様にセミファイナルへ進んだときも驚いたけど、よくよく考えたら、この二人はスペシャリストと言えるほどでもない。地元のグランドスラム大会での優勝を期待されながらもファイナリストですらないからだ。まあ二人とも、運さえあれば‥‥といえる実力は備えているのだけど。
とにかくグロージャンセミファイナルでフェデレに勝つことは、ラトビアがオランダに2-0で勝つこと以上に難しい。よくやったよ。
追記:前述のヘンマンセミファイナルに進んだ折には、地元のメディアですら「このことを信じていいのか?」と伝えたという。それを会見中にプレスから聞かされたヘンマンが「まあ、わからなくもないね」と言ったとか。