後世で

どう語られるかはまだわからないが、市民革命はなった。
それでもテレビ(特に民放)はこの自由の勝利を報じないし、ネットでの第一報は「アメリカはこの革命に好意的」であることを強調(ヨミウリとサンケイ)。親米勢力のムバラク一派が去ったのにそう言い張ることで、この世に反米(嫌米)の革命がなったことを覆い隠そうとしているようだ。あと見出しに「軍が全権掌握」としていることもミソ。彼らには都合のいい事実だが、この革命が何によって、誰によってなされたのかは明白なのだ。このあたりは軍や警察権力が治安維持ではなく権力維持のためにあると100%決めつけているメディアならではなのかもしれない。
アルジャジーラはこの出来事に際して5分間に渡ってただひたすらに歓喜に満ちた市民の様子を、いっさいのナレーションもなしに流し続けた。それこそがこの事象を表す最良の手法だったからだ。