季節外れ

アビ 都筑社長 辞任へ 成績不振、2期連続赤字見込みで引責
これで何か変わるだろうか。何かのメッセージたりうるだろうか。

 その姿勢を覆す、突然の辞任劇。都筑氏自身は「どの会社もそうだけど、常に辞任は考えていた。チーム編成まではやらないといけないと思っていたし、(2009年度)期末なので、けじめをつけるいい時期かなと思った」と説明した

100%本人の意志による辞任ではけしてないはずで、それゆえのこのタイミングなのだろうと思う。要はこうしたことはフロント全体の総意であるはずなので、このタイミングで「期末でちょうどいいや」という判断がまかりとおるこのクラブのフロントは完全にイカれている。新しいシーズンに向けてフロント一丸となり、年末から方針と編成を定めシーズン終了まで一貫性をもってやることがサッカークラブのあり方だろうに。※辞めて欲しくなかった、といっているわけではありませんよ。
もちろんこんなクラブだというのは織り込み済み。だからといって納得してるサポーターは少ないだろう(いないとは言えない)。とはいえここまでこのクラブが本質はそのままに存続している以上、基本的にすべてのサポーターが「容認」していることも事実でしょう。
アビスパというクラブの体制そのものが問題なのだけど、創立からの過程を考えるとあだやおろそかに答えが出せない。それでもフロントの責任者がサッカーシーズンのスケジュールに沿わなくてもよい存在であることを内外に知らしめるようなことはあってはならないし、今まで以上の適任者を外部から招聘することくらいはできるはず。
選手達はプロだからやるべきことをやるだけだ。そうした彼らの気持ちを後押ししたりまたは引っ張っていく存在がこのクラブには欠けている、と思う。本気で昇格を目指すのかどうか、そのメッセージを後任人事に見出したい。