クラシック

classic

2009 J2 第29節 福岡 vs 徳島(レベスタ)
とにかく遅い。あらゆる場面でゆっくりと試合を進めようとするアビスパは80年代に遡ったかのようなチームだ。今季において「良いゲーム」を一度も見せてもらってないが、今後もその期待値はゼロに限りなく近い。
指揮官のコメントはこうだ。
「前半は相手に握られる形になることは多少想定していました。」
そして「後半、ああいったミスでの失点、ちょっとしたことで入れ替わってしまって失点したことは残念です。後半に一気に行こうということでスタートしたのですが、先制されてしまったことで、またパワーを使うことになってしまいました。」
いやいや‥
前半のそれが想定内なら後半の失点は当然の帰結じゃないのかな。つまり今季繰り返されている事象そのものだよね。“後半に一気に行く”のならメンバー交代の一つもあってしかるべきだけどそれはやらない。どうあっても自分の引いたクジが当たることを期待してのことだが、そんなもんは当たるわけもないし、当たったように見えたとしてもトータルで負けていたら意味がないよ。篠田は90分のうちで30秒の当たりに賭けているように見える。彼にとってはグダグダの1点がとても大きなものに見えているのだろう。その他の89分30秒でサポーターを落胆せしめていることは気にもとめていないよ。
とにかくガックリしすぎて首の後ろの筋が痛い。なにより悲しいのは個人戦術においても下降する一方だということ。3、4人はいたはずの個で勝負できる優れた選手たちがこぞってプレーイメージを損なってしまっているのは篠田の罪以外のなにものでもない。
遇されていると感じているであろう一部の選手たちが頑張るしかないのだけど、それがこの結果だからなあ。