来季は来季

2008 J2 第44節 甲府 vs 福岡(小瀬)
お互い難しい立ち位置で、モチベーションの持続に苦しみそうなものだが、いい意味で力みがとれていたのかもしれません。甲府はホーム最終戦であり、アビスパは試合勘が戻ってきたところで、中盤での攻防がそれなりに面白かったと思います。結果としてのシュート数の少なさは「勝ちたい」というより「負けたくない」方が強かったの現れなのかもしれませんね。ラストパスやフィニッシュの拙さはお互い様でしたが、大きな綻びもなかったし、よく集中していたなという印象です。
アビスパが完封勝利をおさめたのはいつ以来かな‥と調べたら、ほぼ5ヶ月ぶりでした。そして今季5度目。
あ、ちなみに山形は11回の完封勝利があり、圧巻なのは6月に鳥栖、福岡、仙台相手に3-0で連勝したことでしょう。このときに6連勝しており、その後も4連勝が2回かな。素晴らしいと思いますね、素直に。来季は大いなる冒険が待っているわけで、大きな補強が無ければ苦しい戦いが続く筈ですが、それでもクラブの発展に大きく貢献することでしょう。頑張って欲しいですね。‥‥大島は、果たして。
よそ様のことはさておき、特筆したいのはここ2試合での惇のパフォーマンス。世界という舞台へ届かなかったにしろ国内では得られない経験を糧にして、とうとうプロの実戦で自らを表現出来るようになってきたな、という印象を受けています。前半のヒサへの長いラストパスなどはタイミングも良くて、見事だったと思います。あのポジションに動けて上手い選手がいるというのはホントに大きいし、このメンバーで来季も観たいなと思いますよ。ただそこですぐに思い到るのは、レンタル組のジャンボやマイク、丹羽がどうなるのかわからない、ということ。はっきりいってフロントに期待するとどうなるか、というのは身に染みている。それでも是非完全移籍で迎えたい選手たちなのです。とくにDFは大きな補強ポイントですね。この辺は言い出したらきりがなくなるのでまたいつの日か。
さて次節は最終戦であり、昇格争いに関わる相手との対戦でもあります。湘南はパブリックビューイングまで企画しているようですし、アツい試合を期待したいですね。ただの消化試合にならなくてホントによかった。来季に繋がるような‥とかは言いません。ただ今季の悔しさを噛み締めて、最大限ファイトしてほしいです。できれば佑昌か惇のゴールが見たいね。