黄色ココ!

新しいチームスローガンとそのロゴは軽やかにスルーするとして、どうやら今季のチームの輪郭がじわじわとはっきりしてきましたかね。
結局、外国籍の選手は全てオーストラリアから呼び寄せることになるようで、キャンプ当初からすでに合流しているルダンに続きタライがシドニーから。なんでもボールを散らすことを身上としているとか。これぞタライ‥いや、まあいいか。
とにかくスキルフルで状況判断に優れたセントラルMFは喉から手が出るほど欲しかったわけで、それが来たというなら大歓迎だ。その彼がやってくれるという前提での北斗のサイドバック回帰なら納得できる。ただ、北斗はすでに中央でチームを押し上げられる適正を実証済みなんです。だから、もし北斗セントラル&辰徳SB以上の成果が得られないのであれば早期に方針を変更したがいい。まあ、経験の浅い城後とベテラン格の外国籍選手を組ませるというコンセプトは分からないでもないんですが。
そして黒部の獲得が確定した時点でやはり「ワントップ継続」かと思わせたが、その後のマイクや大久保、そして未確定ながらもグリフィスといった前線の補強が進んでいったことで、ツートップにしないともったいない状況になってきているのは嬉しい誤算(個人的にね)というものだ。この布陣であれば佑昌が後ろへ下がったとしてもうなずけないこともない。だが、彼の適正は今でもセカンドトップにあると言っておきます‥‥と。やはりね、あのスピードはどうにかしてJ1レベルに持っていきたいんですよ。モダンフットボールにおいて、スピードという要素はもはや前提になりつつあるんじゃないかと思いますんで。
ともあれ、サテライトにも参加出来ないほどにチームを集約して競争レベルを引き上げ、その上で一年間戦えるチーム作りが既に始まっているわけですよ。こういうドラスティックな改造が出来たのもリティを残してこそ、と言って良いでしょう。無論、そうした積み上げを期待しての続投だったわけですが、その内容はこっちの想像を超えたものがありますね。正直不安が頭をもたげそうになるんですが、それを押さえてくれるのがベテランと若き生え抜き連中の存在。新加入組はもちろんのことですが、彼らが活躍してこその昇格、でしょう!