テニスの王子様

錦織圭がATPツアー初優勝!
世にナントカ王子は何人かいたりしますが、今回の錦織の快挙は凄い。リアル王子様ですよ。


18歳の錦織は、1992年4月にソウル大会で優勝した松岡以来の日本勢のツアー覇者となった。また18歳と1ヶ月19日でのATPツアー優勝は、1998年1月にアデレードで優勝したL・ヒューイット(オーストラリア)の16歳と10ヶ月18日という記録以来の年少記録となった。
まあ当時の韓国オープンのレベルは推して知るべし(決勝の相手はT.ウッドブリッジ)でしょうね。完全に修造超えました。まだ適当なニュース映像しか見れていないんで彼がどのようなプレーをしたのかはわかりませんが、ジェームス・ブレークとの決勝の立ち上がりは、相手のサービスポイント17本の内、1本しかポイントがとれなかったほどに圧倒されていたようです。何しろ相手は既に10ものタイトルを獲得しているトッププレイヤーなのだ。経験の差は比べようもない‥。
しかし、1stセットを落としてからが目覚ましかったようで、セミファイナルでクエリー相手に4つのマッチポイントをしのいで勝った勢いと集中力が出てきたのだろうか。若い選手が伸びる時ってそんなものじゃないかと思いますが、それにしても相手が相手だから。英語の記事を見た限りでは、バックハンドとサーブが良かったそうで、アングルボレーも随所に見られたそうです。
そして試合後のブレークのコメントがすがすがしい。
"He's 18 years old and already has a tour title. Not many people can do that," said Blake. "He definitely has a very bright future ahead of him if he keeps improving.

"I was miles and miles behind him at 18."

「錦織は18歳でツアータイトルを得たんだ。それが出来る者はそう多くはないよ。彼には間違いなく輝かしい未来が待っているはずさ、向上し続けることが条件だけどね。」
「僕が18の時は、彼のずっと後ろにいたよ」
負けてなお潔し。錦織くんも大きく育って欲しいですね。それにしても伸び盛りの時期にこの成功体験は何よりも得難いもの。きっとテニスの神様に愛されてるんだろう。