総括など

2007年のアビスパはこんな感じでした。

  1. 序盤はベテランが引っ張った。
  2. 5/3 湘南戦での恭平→アレックス→リンコン→アレックス→リンコンGoal!は凄かった。
  3. 第1クールの首位(単独首位はクラブ史上初)。ちなみにこの後は山形が暫定首位になったりしてたなあ〜(遠い目)
  4. キャンプでやってきたことが実践でき、守備的な2部リーグに風穴をあける(かに思えた)
  5. 藤川孝幸コーチ(通称「短パン」)、C大阪を解任される。(いや〜この時はまさか‥)
  6. 上位チームは明確な福岡対策を始める。
  7. 逆にウチは明確な上位対策が出来ない。でもあのときメチャクチャ強かった東京Vには互角だった。
  8. 目指そうとしていた内容と現実との差に迷い始め、結局立ち直れなかった。
  9. 中盤に動きの悪さが見え始める。(これから、という時期にピークを迎えてしまった。今思えばね)
  10. でも久永はこの時期凄かった。
  11. でも5/13〜27で4連敗(その後徳島に勝つも、またも連敗。1か月で勝ち点3&17失点というのはちょっとありえんでしょ)
  12. 私的にはこの時期、食欲を無くしてしまう。
  13. その徳島戦で恭平がファインゴール。
  14. その後やや立ち直るが札幌と仙台に連敗し、自信を増すことができない。
  15. しかも北斗がケガを再発してしまう。(この時期はあらゆる面で正常な判断をできないチーム状態にあったように見えた)
  16. 神戸で我を失った三浦アツが福岡入りか?との噂がまことしやかに。(まあ、要らんよね)
  17. FWの補強に失敗。(ちなみにこの時の若手FWは未だにくすぶっている‥‥いやはや桑野さんの判断やいかに)
  18. 東京Vをホームで破り、ここから“蜂勝つ”攻勢。
  19. 3バックへの移行。光平が輝く。(ただし、戦術的には後退していた)
  20. ホベルト→チェッコリは結果として失敗。ただし、ホベルトが残っていれば良かった、とも言えず。
  21. そして‥‥「あの試合」。これで紫のチームを勢いづけ、逆にウチは‥
  22. 悪夢の5連敗。事実上の昇格圏内消滅。(九州ダービー3回戦での愚行が傷口を広げる)
  23. リティと小林さんのチーム作り面での方向性の乖離。
  24. 終戦の前日の大量解雇と、当日のグダグダな試合内容でシーズン終了。J2の7位。
  25. 勝点73、22勝 7分け 19敗 77得点 61失点 得失点差+16

さて‥‥どこから手をつけていいやら。あらためて自分のログを振り返れば言いたいことは言ってきてるわけで、3バックへの移行時にはその後の反動を危惧していたりもするんですね。第1クール終了時も「まだまだ」であることは分かりきっていたし。今更ここで個人を挙げ連ねることもない。
チーム特性としては引分けが少なく、得点も失点も多い。あえて言うなら勝負弱いんです。ゲームをコントロールして勝負所を見極める、という勝者の振る舞いが出来ている時期もあったが、上位に通用する得点源がいなかったことでプランに確信が持てなくなった。そして「攻撃的」の名の下に攻から守への切り替えに怠慢が見えるようになると、もう止められない。自浄作用がなく、穴がほったらかしになったまま敗戦を重ねる姿はプロとは言い難いものがありました。
まあこの辺はすでに述べてきたことです。チーム以前にクラブとして未熟なこのアビスパ福岡が、これを屈辱として向こう10年忘れずにいられるのか。あたかもスケープゴートのように解雇された選手たちに対して、残った選手たちがどんなプレーを見せることができるのか。
何にせよ同じことを繰り返してはいけないでしょう。目指すものや攻撃的な姿勢というのはとても好意的に感じているし、「ディシプリン」が前提でしかないことも証明された。多くの血を流し、そして手に入れた本格FWを頂点にした、モダンなパスフットボールを今度こそ熟成してJ1への挑戦権を得る‥‥そのためのメソッドと長いシーズンへの対処を指揮官に求めます。
年明けには北斗の復活と爆発を祈願することにします。ではよいお年を。
P.S ちなみに個人的には独立して今年の7月に個人で動き始めました。来年は「その先」を考える上でもよい年としたいです。