誤解

2007 J2 第39節 福岡 vs C大阪(博多球)
勝ちにいくことは結構です。でも負けていいことにはならない。4連敗。引き分けも含まれずに4つ、負けた。
やはりあの逆転負けが何かを狂わせたのか‥
  
前半は見たいものを見せてくれました。しかし危惧したことが後半に起きてしまう。取るべきときに点を取れないと苦しくなるのは当たり前のことですが、押してダメなときに90分をどう使うか‥。辛抱することの重要さを感じます。先に一息ついてしまった方が負けてしまったわけですから。
現在6位ということで、そのことについてはそれほど違和感を感じるものではありません。上位に勝てていない以上はそういうことなのですから。とはいえ、勝ち点差ほどの差は上位のチーム間にはないと思っています。なのに自分たちが何か特別なことをやっているかのように自覚してしまったとしたら、それはとんだ誤解だということになります。いくら攻撃への志向を強くしているからといって、実際には得点数で決定的な差をつけるには至っていないのです。いや、むしろあのチームがよくぞここまで、といってもいいくらいかもしれませんね‥
でも守備的にせよ攻撃的にせよ、相手より先にネをあげてしまっては戦術以前の問題です。走って消耗することをおそれていては成り立たないんですよ。このスポーツは!
  
改めて言いますが前半はよかった。でも後半は中途半端だった。やらなきゃいけないと分かっていて、それをしなかった選手がいたように見受けられました。ただおそらくは、よかれと思ってそう振る舞っていたのだと思います。バランスをとることも大事ですから。それを「サボっている」なんて言われたらたまったもんじゃない! ‥‥そう言われたらそれまでかもしれない。でもそう見えて仕方がない。以前はもっと‥‥そう思わずにはいられないんです。まだ加入して間もないレンタルの選手があれだけやってくれている姿とは対照的でしたよ。
失点シーンも一部の選手に責任を求めるのではなく、人に求める前に自分が何を為すべきだったか、それを全体として考え抜いてほしいです。その上で注文をつける、そういうことではないかと。
  
特別じゃないチームが出来ること、そこから初めてみるのがいいのかもしれません。何にせよ、中盤の構成を動かすことは必須であるように強く感じます。