朝イチからテンションあげさせられまくった今回のクラシコ。ホーム側に退場者が出て、追いかけるという構図は昨日のウチと同じだったけど、そのアプローチは全く違うものだったなあ‥
まあそれはさておき、ニステルの2ゴールとセルヒオ・ラモスのヘッドで勝ち越したマドリーの犯した間違いは、数的に勝っていたのに最後の最後で守りに入ったこと。グティ→デ・ラ・レッドの交代がいただけなかった‥‥4点目の好機を潰しまくったニステルをお役御免にしてカッサーノのクオリティに賭けるというのがクラシコというものではないのか‥‥
あのカンプノウの強烈な敵意の中で、マドリーが見せたパフォーマンスは勝利に値するものではあったが、お互いの能力を出し切らんばかりに殴り合った意地と意地とのぶつかり合いから逃れようとした弱気(普通ならそうではないのだが)を、フットボールの神様は許しませんでした。神様は自らの意志を伝える代弁者としてメッシという若者を選び、この日最も素晴らしいゴールを奪わせたのです。彼は伝説の仲間入りをするでしょう。昨季のロニーと同様に、昨夜のハットトリック(特に3つ目)は賞賛以上のものでした‥。
なんか途中から文体が妙な翻訳みたいになってしまったが(笑)、とにかくアレを文章で伝えることの無意味さをここまで書いた時点で悟りました。そして所詮は傍観者でしかないイチ日本人であることを恨みたくもなったね。
今季のヨーロッパの舞台からは共に下ろされた身で、その直後にこれだけの“ショー”を見せられるとは正直思わなかったよ。それでも、この2大クラブの展望としては、次節以降は“現実”に戻されてしまい、何かが改善されるということもないままにシーズンを終えるものと思われます。特にマドリーの方は。
ただし、セビージャやバレンシアも飛び抜ける気配はないだけに、残り12試合あるけど最終節での決着も匂ってきましたね。やっぱいいわ、スペインリーグ。