季節外れ

一足早い開花宣言。もしくは季節外れの花火大会in鳥栖
指揮官は「単なる勝ち点3」だと言うが、やはり選手達が異口同音に「キツい」と言っていた練習が結果として表れたことは良かったと思う。“単なる”ではないよ。そしてこの大味の試合の後だけに、次のホーム開幕戦こそが大事なんじゃないかな。
  
さて何から言うべきか‥まあ、まだ始まったばかりだしね。何かと評価する段階ではないか。
もともとコレクティブな戦い方は身に付いていたチームだから、そのプレーのベクトルと方法論さえ整えば、2部リーグでこれくらいやってもおかしくないのかもしれないが、5点も獲るということは、逆に5点も獲られる相手がいたからであって、絶対的な評価はまだ先なんです。
今思えば、松田さんの頃は「いかにして戦力を保存するか」に腐心していたのだろう。その上、その保存された戦力が守備寄り(何しろ保存されるべき存在なのだから)だったことで、相手との関係は常に受け身だった。それが昨日はどうだ。亨を除く9人の選手が全て攻撃的な意図をもって存在し得ていたではないか。
以前から触れていたアビスパの根底に横たわるネガティブ思想だが、そんなものは昨日の陽気で霧散してしまった、と思いたい。次節が何故大事なのか、それは好結果の後にありがちな慎重論をぶっ飛ばせるかどうかが問われるからです。まだまだ少なくはない課題を乗り越えつつ、主体的なプレー姿勢を貫いて欲しいね。
  
それにしても‥試合後のインタビューでのアレックスの様子は、とてもあれだけ動き回ったヤツとは思えないねえー。彼のコンバートに象徴される「個を活かしたパス主体の組織フットボール」、いいじゃないですか。個別のプレーについてはまた何時かやなあ‥