西班牙

Martin Petrov

連休中に録りためていたスペインリーグの3試合を観た。
マジョルカソシエダ
アトレチコバルセロナ
エスパニョール ー マドリー
まあ、とにかく驚いたのは今季のアトレチコのポテンシャルの高さと、マジョルカアランゴの爆発だろう。反面、2大クラブに格別のものは何もなかった。
それにしてもアトレチコはいい補強をしたもので、マクシ、ペトロフフェルナンド・トーレス、ケジュマンのカルテットは、そのままバルサのデコ、ロナウジーニョエトー、ジウリーに匹敵するかのよう。アトレチコはホームゲームらしくアグレッシブに攻め、バルサから主導権を奪い続けた。攻撃は最大の防御であることを改めて示してくれた好ゲームだった。これをバルサのコンディション不良と見る向きもあるだろうが、ここでは単純にアトレチコが運動量や質で、あのバルサをどうにか上回ったという印象が強い。いや、このチームは面白いわ。バルサに新鮮味がないという点で、アトレチコをもっと観てみたいという思い。監督がアルゼンチン人のビアンチではなく、オランダの監督だったら4−3−3にするだろうし、それがハマりそうな布陣だよ。
マジョルカは大久保が前でアランゴが中盤の方がいいことを証明した。次のアウェーは「首位」ヘタフェ。また自陣に閉じこもるのか、どうか。
マドリーは、CLも含めて3連敗か。ただ、それほど深刻であるようにも見えなかった。DFのつたなさは全く修正されていなかったが、今に始まったことでもないし。グラベセンとパブロ・ガルシアを底に並べれば安定するのだろうが、この二人では攻守の両面においてのコントロールは望めない。ジダンがいない今は、バチスタを底にして、ロビーニョ、ラウル、グティ、そしてトップにロナウド、というのがいいのではないかと、思ったりした。まあとにかくベッカムは要らない。ただ、いつまでたってもプレーの関係性に改善が見られないラウルとロナウドをセットで使う限りは、あまりこれからも期待できそうにない。この間にロビーニョがどう絡んでいくかで、一気に強力な布陣になる可能性は秘めている訳だけど。
  
しかし、アトレチコの試合はまたしばらく見れそうにないなあ。