昨晩の福岡ー水戸。3-0でした。前半20分頃までに2-0。滅多に無いです。
http://www.jsgoal.jp/result/20050200030620050806_detail.html
恭平がセントラルＭＦで、グラウシオがＦＷへ。昨日はこれがハマったようだ。ゲームは相対的なものだから、これが普遍的なものだとは思わないが、以前からセントラルに収まるタレントの不足を感じていただけに、恭平の攻撃面のセンスが活きた采配だったと思う。攻守に渡る汗かきプレイヤーと攻撃面によりクリエイティビティを発揮するプレイヤーが中央に置かれることで、チーム全体の活性化ができるようになってきているのかもしれない。役割、立場をはっきりさせることで、ボールホルダーの狙いと周囲の動きが一致するようになる。そのレベルが上がってくると、攻守の両面において澱みないフットボールが繰り広げられるようになる。それは素晴らしいことだと思う。意図が感じられるプレーというのは気持ちのいいものだ。
ただ、それをフィニッシュに結びつけたのはグラウシオの個の力だ。早い時間帯でミスに乗じて放ったシュートがものの見事にゴールに。これによって水戸は攻めるしか無い。そして、それを受け止めてさらに追加点を上げることができているのが、好調の証か。
どこにもスタメンを約束された選手はいない。その時に好調な選手を使えるだけの選手層の厚さが、この暑い夏を有利に働かせるだろう。誰もスペシャルではないが、競争意識と向上心がチームを支えている。どのポジションをみても、確実に良くなっているものなあ。
いや、それにしても見事な快勝ぶりだった。次々節の京都戦が楽しみだ。
