ようやく「Ray」を観た。とにかくジェイミー・フォックスに尽きるのだろうけど、作品としてはイマイチ。否定も肯定もせずに、客観性を失わずに淡々とその人物像を描いた姿勢は評価できる。ただ、それでレイ・チャールズ本人のどこにもフォーカスされていなかったのはどうしたことだろう。この作品の監督はこれまでにも「いいんだけどね‥‥」という「あと少し感」のものが多くて、仕上がりとしては散漫なものになっていることが多い。いい絵もあまりなくて、昨日の天気同様、すっきりしない作品だった。
僕にとっての映画の中のレイ・チャールズは「ブルースブラザース」。