結果は残念だったが、良いものも見られた、見られるようになった試合だった。
メモリアルゴールは取るべき選手が取って雰囲気は良かったが、ガンバが圧力を高めて、というかジェバリに集めて、そこから綺麗に崩された。人はいるんだけどね。それは2点目も同じ。失点シーンなんてそんなもんだろうが、その前のところで自由にさせているのが気になるところだ。
配信であらためて見ると、山岸は得点シーンだけでなくチャンスを作り、惜しいシュートもあった。もちろん決まれば最高なのだが、そのシュートまでの準備が良いから「惜しい」が生まれるわけで。後半の19分のシーンなどは特にそうで、良いポジショニングからの完璧なトラップと細かいタッチでDFをかわして打てるスペースを作った。相手は東口で、おそらく読まれていたコース、タイミングだっただろう。しかし盛り上がるシーンだった。危険なタックルも受けたが、フル出場で気を吐いた。ちなみに福田師王が来てたらしいが、良いものを見たのではないだろうか。
チームとしても進んではいると思う。それが感じられる敗戦だったし、結果が出ない中でもやるべきことに向き合っている真剣さがある。それで良いのだ。
そして佐藤が天皇杯で初ゴール。映像だけ見たが、オーバーヘッドでドライブをかける素晴らしいゴールだった。ガンバ戦でも惜しいシーンがあったし、またそれだけじゃない彼の良さが出始めている。これからも楽しみな選手だ。
またリーグ戦が待っている。勝ち点が欲しいがどうなるか。期待している。