好ゲーム

個人的には好感の持てる試合内容だった。シュート数では劣ったものの、決定機では勝ったと言えるだろう。入る時はアレが入るのだけど、まあ仕方ない。良い方向に進んでいることは感じられたので次に期待しよう。

前半は持たされる印象があったので意外な流れだった。後半になって途中から山岸が入るとより攻撃的な姿勢が出せたと思うし、そこからフアンマが下がるまでの時間帯で得点があれば良かった。湯澤の終盤での縦へのチャレンジなどもアツいシーンだったと思う。

話は変わるが、「夢スポ」で長めのアビスパ特集があった。それはクラブハウスでのケータリングの話題でとても素敵な内容だったので少し触れたい。どうやら杉山の発案から井原監督時代に始まったもので、トレーニング後にそのままクラブハウスで食事が摂れるというメリットがある。

担当されているのは福津の「からあげのふじや」さんで、このためにアスリートフードマイスターの資格を取ったという。残念ながら自慢のからあげを提供できないとのことで、それは脂質の問題なのだろう。選手たちの食事を見ることもそうそう無いが、長机に一人ずつ座って同じ方向を向いて食べている辺りは対策が徹底されているなと思った。ここで少し驚いたのは、グローリが納豆を食べていたことで、正確にはおなじみのあのパックに入った納豆を箸でグルグルと混ぜていた。納豆菌と大豆タンパクが健康に良いのはわかりきっているけど、さすがに外国人選手が納豆を混ぜている絵はちょっとインパクトがあったね。

ちょっと検索しただけでも、あのストイコビッチが大の納豆好きだったとかいう情報が出てくる。グローリはアビスパに在籍して3シーズンめになるのか。これだけを持って日本に馴染んでいるなどとは言わないが、来た経緯を考えると、彼のプロフェッショナルとしての態度が優れているからこうして違う文化のリーグに適応できているのだなと思える。

ケータリングについては、チームの強度はクラブのそれだとあらためて思えるトピックだった。まだまだシーズンは始まったばかり。ここから上を目指して欲しい。