J1昇格へ向けて(3/10)

いつものように強度のある試合だった。山岸をSHで起用して、フアンマ&遠野の2トップとスタートから試したが、相手にすれば意外なものになっただろうし、より攻撃的な布陣と言える。実際良いカタチはあったし、2トップがうまく収めるなり運ぶことができていればチャンスは増えていたはずだ。まあアングルを変えれば山形がよく守っていたということだが。

早い時間帯で先制されたことで難しい試合になったが、後半で修正して今回も選手交替とポジションの変更が、この試合堅く守ってきた山形のゴールをこじ開けた。

右サイドの高い位置で奪ってからトップに入った山岸にあてるがファーストタッチで少し流れたところを相手DFが奪う。しかし素早く背後から奪い返して(これは彼がこの試合で受けていたものだ)、受けた遠野が(珍しく?)ワンタッチで浮き球を返して、山岸が胸トラップからシュート。このシュートに素晴らしく反応した山形DFのブロックからこぼれたボールがフリーの木戸へ。ファーストタッチが同点ゴールになった。ここでは狭いスペースで素早い身のこなしからシュートを打ち切った山岸を評価したいが、「次」の可能性を考えて狙っていた木戸のポジショニングと反応の良さも光る。

ここからは木戸や福満らが躍動して一気に流れが変わり、逆転もあるかと思われたがドローになった。それでも勝ち点を積み上げて上位と差を縮めたのは重要なことだと思う。物理的にも「ゴールへ向かう、ボールを進める」プレーが大事なのだなとも。

さて次はミッドウィークだが、またクリーンシート、先制点という流れを期待している。