単なる「1試合」では済まない対戦であると外野は考えていたが、案外当事者たちはそうでもなかったのかもしれない。しかし、得点ランク上位に2人が並んでいるチームを相手にするだけで厳しいゲームになることは言うまでもない。
こちらのクオリティによって早い時間帯に先制したことは良かったが、かえって難しい試合になりそうだなと思いながら観ていた。しかし強度のある守備は怪我明けの選手起用があっても大差なく、一度決定機を与えたが気が付けば前半を無難にこなしていた。
得点シーン含めて、石津、増山両SHの活躍が目立っていた印象を受けた。
終盤まで追加点を狙う意思を持って闘っていたと思うが、水戸サイドも守備ではしっかり人数をかけていたので明確なチャンスシーンは無かったかな。
そして終盤は重心を下げて締める。勝ち点3は重要なのだし、それが出来ているのが素晴らしい。あと試合後の振り返りで福岡サイドのアタッキングサイドが左から「24、20、56%」となっていて、それを実況の西さんが「サロモンソン!」と言っていたのが可笑しかったね。もちろん増山との相乗効果だろうけど。
実際エミルの上下動はいつも素晴らしいし、ほとんどのプレースキックまでこなしているので、走行距離やスプリント回数は相当なものだろう。ちょっと気になって昨年のJ1のデータを見てみたら、松本の名前が上位に並んでいたことを知る。ちなみにチーム全体の走行距離、スプリント回数ランクともに横浜FMが1位だった。なるほどなと思うし、わかりやすい指標ではある。
次から久しぶりにホームの連戦があるが、またこの試合のような力強いパフォーマンスをしてもらいたい。