アジアカップと2019シーズン

アジアカップを楽しく観戦している。代表に対してこういう気持ちになれたのはかなり久しぶり。もちろんその理由は彼の存在だ。

www.soccerdigestweb.com

 

初戦でスクランブル的にCMFに配されたのはちょっとした驚きだし、どのようなプレーを見せてくれるのか楽しみだった。前半ははっきり言って萎縮していたし、パスも飛ばされることが少なくなかったと思う。それは仕方ないことだし、大会を通じての初戦でチーム全体も硬さがあったから彼だけの問題ではない。

しかし流石だなと感じたのは後半で、森保もあえて弄らずに彼を試し続けた結果、徐々にポジショニングに冴えが出てきて、積極的に前線にも顔を出すし、またそこからの戻りも早かった。もちろん大迫のゴラッソがそのキッカケになったことは間違いないし、おそらくハーフタイムでの指示もあったはずだ。そしてオマーン戦では本職のCBで使われることに。すでに安定感のあるプレーぶりはベルギーでの経験値を感じさせるし、福岡でも見知ったものだ。

森保の中ではおそらく「アンカー」という役割が彼ならできるのではないか、との見立てがあるのではないか。知る限り日本代表でアンカーを任せられた選手はいないと思う。もしこのポジションを国際レベルでこなせる選手がいれば、戦術の幅は広がるし、代表のメンバー構成にも沿うと思えるのだが。

とにかくも冨安のキャリアは近いうちに上のカテゴリへ移行するのだろうし、そのプレーはこれからも楽しみ。

 

そしてアビスパ。だいぶ若返ったのと、新しい指揮官でなおかつJの経験がないということで、夏以降が勝負なのかな。コアになるメンバーは保持できているので、下手なことにはならないはずだ。どうなるのか、こちらもかなり楽しみ。