第27節 2018年8月4日(土)18:03KO 中銀スタ
ドゥドゥが出れなかったが、前線の3人が躍動し松田のスーパーな2ゴールで勝ち切った。特に2点目は凄すぎてスタジアムが静まり返ったほどだ。石津とのパス交換からうまくコントロールし、30mくらいの位置から右足を振り抜くとほぼ無回転のシュートがGKの手に触れられながらも右上隅のバーに当たってゴール内に落ちる、というものだった。
これはあまり見たことのないパターンのもので中継を見ていても「え、入ってるみたいだけど?」という間があってから歓声が沸き起こった。
1点目も素晴らしかったし、森本が相手DFの隙をついて折り返した浮き玉を松田がダイレクトで決めたものだが、その際に石津が判断良く「フリー」と声をかけたという。
松田は今季も継続して頑張ってきていたし、そういう選手にはちゃんと見返りがあるのだなと思った。
ただしここで触れなければならないのは得点直後の失点だろう。リードした後でなんとなくのプレーが始まるとあのようなことになってしまう。リードを意識しすぎても弱腰になるだけだろうし、しっかりと主導権を握るために強度を上げることが必要だっただろう。同点になってからはできていたし、後半はそれこそチームとして守備意識を高く保って集中を切らさなかった。もちろん3点目は欲しかったけれど、甲府としては嫌なことをできていたと思う。これでホームでの敗戦をやり返した。
前半途中でシステムを変更し、後半は一丸となって勝ち切った。とても強度のあるパフォーマンスで穴のないチームになっていたと感じられたのは良かったと思う。続けていけばその結果によって内容の向上に繋がるだろう。流れを引き寄せられるか、という意味で次は本当に大事。