連戦は勝ち点1

第6節 2018年3月25日(日)16:03KO NACK
連戦のカードが甲府、東京V、大宮ということではあるが、この結果はほぼ最悪のものだろう。内容も同様で開幕戦での期待値を上回ることもない。その要因としてまずは健全な戦力が揃わないままキャンプを過ごしてきたことにあると思われる。それは開幕当初は案外良いのではないかと考えてもいて、順調に行けばこの連戦にフレッシュな主力を合わせられるのではないかと。しかしそれは妄想に終わり、ドゥジェの離脱というさらなる苦境にさらされてしまった。

CMFはやはり重要なポジションで、この連戦ではその当然のことを再認識させられることになった。特に大宮戦での三門の出来を見せられるとことさらに感じさせるものだ。三門は相変わらずの勘のよさと豊富な運動量でもって攻守で存在感を見せたし、周囲との連携も進んでいることを窺わせた。杉山の好セーブに止められた惜しいシュートなども「らしい」プレーだった。入らなかったことも含め笑。
彼が抜けた穴は小さくないが、今季こうして惇のプレーを見られることの方が喜びがあるのも事実で、終盤では山瀬が投入されて三門との対比など興味深く観ていた。彼らは相手を出し抜けるタイプで状況判断のスピードもある。そういう選手が中央には必要なのだと思う。

現時点での順位表は面白いことになっている。福岡にとても良い内容で勝った甲府だが、そのあとは連敗して18位。東京Vも山形相手にスコアレスドロー。大宮もまだ下位だし、前節のようにリーグでTOP5に入るゴールが二つ重なることも滅多にないだろう。昇格を争う上位の候補が軒並み二桁順位にいる状況は面白いし、もちろんウチを含めてこのままで推移するはずもない。

まあ時間が解決するのだろう。PK獲得のシーンはエウレーが利き足でない右足で丁寧に叩きつけたシュートが実ったということになる。鋭いクロスも見られて良かったと思う。ただ、やはりドゥドゥ、石津、森本が点を取らないことには勝てない。次に期待したい。