動員の要因

第36節 2015年11月1日(日)14:04KO レベスタ 福岡 4-0 横浜FC
16,000超の動員で4-0の完勝劇、これは大きいと思う。やや疑問なのはその観客数大幅増の要因なのだが、この前の札幌戦では13,000超えで、千葉、栃木と8,000台。となるとやはり相手チームにビッグネームが居るかどうかなのだろう。出場するかどうかに関わらず‥
それでも今回は地元チームへの期待値が増していることもあるはずだし、内容も良いのである程度は実力で1万超えをもぎ取ったと言えるだろう。レギュラーシーズンのホーム最終戦である愛媛戦でも1万超えがなれば今季の戦いが認められたということになる。試合後の選手コメントで横浜の寺田が福岡の戦いぶりやスタジアムの雰囲気を素直に評価してくれているが、やはりこの都市にあるというだけでアビスパのポテンシャルは高いのだ。燻り続けているものに再び火が付くかどうか。磐田は逃げるがこちらは追う立場。もとより失うものはない。

さて試合内容。千葉戦で感じたように今のアビスパは良いパフォーマンスが出来ている。それが怪我人が出ている状況でも続いていることが今ゲームでまず評価されるべき点だろう。秀人は惇に替わって重要なタスクを課されているが彼については心配していない。気になるとしたら試合勘だろうが、前の試合でスクランブルを経験していたからね。そして何と言っても坂田。昨日のMOMが誰だったかわからないんだけど、まあ彼だったと思う。スクランブルでも軽やかにゲームに入ってなおかつ見事なゴールを決めて主導権を握ることになった。やべっちでも評価されていたけど生観戦ではわかりにくかったシュートシーンがかなり難易度の高いものだったしね。
北斗も2試合連続ゴールでしかもFKを直接叩き込むという、誰もが想像しないカタチ。この日は懐かしの超絶ジャンプ力を見せてくれたりとここにきてコンディションが上がってきている印象。左右のSBが整ったことで4バックも安定感が増しているのは頼もしい。
その後はゲームをコントロールしてしっかり守って程よく攻める、という理想的な展開に。平井が投入された時はまさに「点を獲ってこい」という雰囲気だったからそれが実現してレベスタに幸せな空気が満ちたね。あれも難しいシュートだと思うけどやはりクオリティのある選手なんだなと改めて思う。宣福もナイスゴール。馴染んでいる印象だし来季もいてくれるよね‥?

前日に観たナビスコ決勝が素晴らしい試合だったので、この試合と共に良い週末となった。ちなみにナビスコでは小笠原の気迫が遠藤のそれを上回り、お疲れモードのガンバをねじ伏せたという格好。オガサのMOMも頷けるとても緊張感のあるファイナルだった。来季行けるようなら鹿島に‥。あと大阪の新スタジアムも‥。
選手たちは頑張ってると思う。あとは運だったりするかも。とにかく期待するよりない。