順当と言えばそう

日本が延長戦で豪州を下し、4度目のアジア制覇
直近の6大会で4度の優勝。要するに順当な結果ですよね。内容も今回が特別というほどのものでもなく、やはり低調でよくある「アジアでの戦い」のイメージを払拭させるだけの成果はありませんでした。これは相対的なものなので、仕方がないのですが。
あえて成果としてあげるなら

  • 吉田が戦力として計算できるということ
  • W杯メンバーの連帯強化
  • ザッケローニと選手の距離感が縮まった

くらいでしょうか。あとはまだ見極めたいのですが、「ザッケローニの采配が的確であるかどうか」という点において、韓国戦とオーストラリア戦では上手くいっていたのが光明です。決勝では選手側の意向もあったようですが、彼には選手と対話する度量もあるし、その上で間違わなかったということで評価できるのではないでしょうか。
それ以外で期待していた新メンバー(前田、香川)の融合はほとんど進まなかったという意味では残念。ただし前田ー岡崎のラインはアリですね。決勝での岡崎の惜しいヘディングがありましたが、あれを決めないと前田が浮かばれません(笑)。前田が裏に抜けるタイプではないということで批判されたりもしているようですが、トーナメントに入ってからの彼の献身性はかなり効いていたと思います。貴重なゴールもありましたし、しばらくは彼でいってほしい。実際、他に誰かいるかという感じでもありますしねえ‥。
とまれ、あがり2試合は面白かったし、ファイナルはこれぞカップ戦のファイナルという内容でもありました。今までで一番楽しいアジアカップでしたね。
Jが始まってからのザッケローニの次の1手に今大会のフィードバックが含まれているはずなので、注目します。