2010 J2 第35節 福岡 vs 東京V(レベスタ)
静から動。基本的に途切れることのないフットボールゲームの中でも、FKが決まる瞬間というのは異質でしょう。キックから放たれたボールが敵の壁を避けてネットを揺らすまではほんの一瞬。偶発的な要素が削り取られて、まさに個の技術が結晶化する瞬間なんだと思います。それがこの状況、あの流れ、あの時間帯に、完璧なワールドクラスのFKとして現実のものとなった。あの高揚と幸福感を与えてくれたユタカに心から感謝したいと思います。
内容についてはあえて触れない。でも交代選手が試合の流れを変えたのは揺るがない事実。惇も良いプレーをしていたのだ。
‥とにかく、このゲームには2つの勝利があったと思います。チームにとっての勝利と他でもない高橋泰の勝利です。
「主役は遅れてやってくる」まさにそうなってきましたね。