雷鳴

2010 J2 第25節 福岡 vs 千葉(レベスタ)
昨日は朝から天気が不安定で風も強かったですね。早起きして屋外でスポーツをしていた自分にとっては悩ましい状況だったわけです。それでも楽しめたので気分良くレベスタへ。チキンケバブサンド(合ってると思う)のホットソースはマジで辛い。ホット(チリ)ドッグといい勝負で、激辛メニューの2トップ。でも次に食べるときはソースを少なめにしてもらおう‥。
さて試合ですが、内容に関してはネガティブな面も少なくありません。特に後半は千葉の消極性に助けられたという印象は強いです。前半のウチはミスも多くて「大事な試合」という意気込みが気負いとなってプレーに硬さが見受けられました。一方の千葉はスカウティングで狙いを定めていたのか、遠目からでもミドルシュートを積極的にうってきていた。というか早い時間帯にああいうのが決まったから、という方が正しいのか。ただ、神山に関してはあのテのロングorミドルレンジからのシュートに課題を感じ続けています。だからそこは中盤にもっとケアして欲しいですね。後半はその意識が高まっていることを声掛けの様子から見て取れたのはよかった。
個人的に特筆したいのは、源気がサイドの攻略を続けていたことですね。これもスカウティングだったのか今後も続けられるのかはまだわかりませんが、サイドを重視するフットボールが大好きなので、ちょっと嬉しかった。まあ終盤ではパワープレーよろしく中央に入り浸っていましたが、それもあの状況では一つのやり方かと。リードしてからはまたサイドで時間稼ぎをしたり、ダメ押しのチャンスもあった。こういう各局面でのよい対応というのは、交代選手も含めてみんなの判断力が向上しているひとつの証左なのかな。そう思いたい。だからあの逆転劇の背景には千葉の消極性(セコい時間稼ぎなど)と、福岡の冷静な状況判断があったんだと感じました。
あの場面での佑昌のシュート。密集してコースが見えなくても“より可能性の高い”腰くらいの高さの弾道でしたね。ハンド怖いからDFが固まってました。考えて打ったというより“感じ”で打ったんだと思いますが、その方がうまくゆくことは多いと思います。その感じを高めていくのがあらゆる意味でスピードアップした現代スポーツで重要な要素だと思うしね。
そして城後のシュートは‥‥最高でしたね。バクスタからちょうど良い角度で見れたんですが、周りのほとんどの人達もあの瞬間に頭で描いたであろうイメージの通りにゴールに突き刺さって‥‥。一瞬現実感がなかったくらいに完璧な逆転ゴールは、ボケるまで忘れないと思います。
あのスタジアムの雰囲気とあの雷鳴とともに。