首位攻防戦@日本平


2010 J1 第17節 清水 vs 鹿島(アウスタ)
小野伸二ファンとしては、シーズンのスケジュールが決まった時点でこのカードに照準を合わせていたわけで、静岡までは直行便もあるし、ちょっくら行ってきました。
アウスタのロケーションは風光明媚というか、まあアクセスはちょっと悪いですね。帰りの清水駅行きのバスに並ぶ人数はレベスタのそれと比べると桁が二つ違いました。山の方の蚊はホントに痒いんだ。30分以上待っている間に4カ所くらい刺されました。
それでもスタジアム内の雰囲気やホスピタリティは素晴らしかったです。スタンドの傾斜も専用スタジアムらしくてピッチまでの距離感もいい。2万人弱がスタジアムを埋めるというシチュエーションは久しぶりだし、何よりこの試合が夏の王者を決める首位攻防戦だという背景で、テンションは上がりっぱなし。
写真はメインのA席エリアのかなり上の方からのショットです。ホントは指定席をとるつもりだったのが、発売日の午前中で売り切れてたので、自由席しかとれなかった。そこまでとは思わなかったんで甘く見てましたね。ただこのスタジアムならどこからでも楽しめるつくりだと思います。レベスタもいつかはゴール裏が2階あるような感じになればいいなと思うけど、今の全体のデザインは大好きなんだよなあ‥。アクセスとかトータルで考えてもレベスタは素晴らしいですよ。ここでまたJ1が見たい‥
さて、試合内容とシンジのパフォーマンスですが、どちらも良かったですね。だから清水が勝ったわけですがw
先制→同点→勝ち越しという展開は興奮したし、シンジと周囲の理解度も進んできていて、彼の良さが中断前よりも格段に発揮されるようになっていると思います。ダイレクトのショートパスがチームとして増えているのも彼の影響があると見ています。
テレビ中継じゃわからないオフ・ザ・ボールの動きも楽しめたのはスタジアム観戦の醍醐味でしょう。そしてなんといっても彼の最大の魅力であるオン・ザ・ボールでのスキルは感嘆するよりないです。まずボールを失わないし、パスの成功率も高い。あのスキルがあるから流れの中でテンポを落とさないし、むしろ加速していく感がある。岡崎に出した2本のパス(対面のDFの真横をタイミングだけで通したもの&ルーレットからのパス)は鳥肌がたちました。
いい選手っていうのは「タテヨコの空間だけじゃなく時間も使える」というのが持論ですが、まさにそれが当てはまる選手だと思っています。彼を日本で見られることを素直に喜びたい。
試合後の「勝ったら花火」も見れて、勝ちロコにドナルド(この日はマクドナルドがマッチスポンサー)が飛び入りするという珍しいものも見れた。そしてリーグチャンピオンを狙うクラブの雰囲気を肌で感じた。いいもの見ちゃったな、という余韻がしばらく続きましたね。
いつかは地元で‥‥そんなことまで夢想してしまうほど素敵な空間でした。