既視感

2009 J2 第19節 横浜FC vs 福岡(ニッパ球)
久しぶりの勝利はきわめて退屈なゲームだった。結果だけを求めて中盤を省略し、ひたすら偶然性を求めたわけですがまったくもって遅きに失したと言える。これをやるならやるでもっと早いタイミングの適切な相手に対してであればよかったのに。底の底まで来ているチームの雰囲気をかえるにはよくあるやり方で、岐阜戦後のコメントがなんだったのかと思わせる超シンプルな戦術的後退をよりによって最下位相手にやってしまうあたりが現状の混迷をあらわしている。
よくあるやり方と述べましたが、これに似たことを1年前にも観ているんですね。リティ体制の末期にマンツーマンで一時的に巻き返したあのアレですよ。つまるところチーム内で共通理解のないことをやっても先はないしそれは証明済み。これを最終的に選択した篠田にはリティ同様チームをまとめる力量がないということを内外に知らしめた一戦だった。いまさらこんなことやるんだったら前線に電柱を二つ立てればいーんだ。これまでの経緯からすればこれはあきらかな後退であり、このことによって第2クールのさらなる退化が見込まれます。
2年続けてこんなことやってるからなんだろうな、昇格組からもなめられたりするのは。これだけ弱くするのも難しいよ。