意志の力

イニエスタのスーパーすぎるゴールをライブで見れて幸せだったし、こんな結末を祈りながら観戦していたので「夢を見ている」ようでもあった。10人になっても徹頭徹尾攻め続けるバルサは神々しくさえあったのだ。
バ○みたいにデカくて早いプレミアのアスリート集団がとてつもない集中力で網を張る敵陣を、圧倒的なポゼッションと飽くことのないチャレンジで蹂躙し続けるもフィニッシュが遠い90分だった。バルサがチャレンジしチェルシーがカウンター、そしてドログバがいい感じに追いつかれてから転んで無視されてPA内でジャッジを呪う─その流れが何度もリピートされる展開はともすれば途中で退屈なものとなる。しかしそうはならずにスペクタクルな試合であり続けたのはバルサのアタックがリスク上等とばかりに確率の低そうなコンビネーションに挑んでいたからだろう。1stレグで無得点に封じられた経験は活かされたのだ。こうしないと点は獲れない、と。そしてそれは93分かけた末に実ることに。バルサにとってこの試合唯一の枠内シュートで!
あのゴールを見たときには「神様っているんだ」と思ったりもしたけどすぐに思い直す、「これは意志の力だよ」。あのゴールに到るまでにはいろんなバックエンドがあったはずだけど、それを活かして体現するには意志の力こそが必要なんだな。そんなことを考えさせる劇的な幕切れでしたよ。
バルサとそれを支えるカタルーニャの人々の意志の強さにより、新しい世紀になって最も注目を集めるカードとなった。これはヤバい。