プラン+意思=勝ち点

2008 J2 第9節 山形 vs 福岡(NDスタ)
ラグビーにおけるノーサイドの精神よろしく戦いはあくまで真剣に、そして終了後は‥‥そういう清々しさを小林さんのコメントに感じました。またいつか福岡で‥‥そういうこともきっとあるよね‥
さて、今節のプランははっきりしていたようで、それを勝ち点に繋げることが出来た。それが良かったと思います。「慎重」であることと「臆病」になることはちょっとした心理状態のアヤで入れ替わったりするものですが、もちろん後者になることは避けたい。ただ「それが避けられない」ときもあることを自覚出来ていると、その対処もしやすくなります。8失点という高い授業料を払って、ようやくココロとカラダがバランスをとれるようになったんじゃないか、そんな印象を受けています。身の程を知ったということですかね。まあ次からは臆病になる時間帯は無くしていってほしいものです。
今回の山形はとても高い集中力でプレーしていましたが、そういう相手にアウェーでどう戦うのか。とてもデリケートな判断がいるところで、今のアビスパには現実的な判断が必要なんですね。鳥栖戦の勝利がまったくの実力であればいいのですが、内容としては「まだまだ」だったので、ここは一旦ハードルを下げて走ってみてからフォームを整えましょうと。そういう判断が下されるのはとても自然なことだし、結果として難しい試合を切り抜けたのだから、やはり良かったと思います。
ただ問題はこれから。ダメなチームは2つ3つ続けたところで一息つくでしょう? そういうのよく見ますよね。一息ついてしまうと、それを取り返すのにとても苦労してしまうんですよ。そして気がつけば‥‥。
どうせ臆病になるんだったらそこに臆病になって欲しいですね。「ここで勝たないと昇格が無くなる」「ここでやられたら負け犬一直線」と。誰だって臆病な自分は受け入れられない、だからこそ真剣に立ち向かえるんだと思いますね。
ホームでは勝ちを追求し、アウェーでは負けないことを追求する。簡単じゃあないんですが、それが出来るようになれば十分間に合いますよ。しかしジャンボはよう動くなあ。そして山形に豊田がいたらどうなっただろうか‥。ともあれ次はホームだし、強い気持ちで臨んでほしいですね。