「世界3位」とか。
そういうのはともかくとして今回のCWCで良かったのは、まずミランがそれなりに本気になってくれたこと。特にカカの勤勉さには文句無しにMVPを。そして次にJリーグのレベルがどれくらいの位置にいるのか、が目に見えて感じられたということ、ですね。まったく迫力の無いアジア1位に対して試運転を決め込んだミラン、という構図はこの国のプロサッカーリーグに関わる全ての人間に影響を与えたことでしょう。自分たちがいかに貧しいことをやっていたのか、ということを思い知らされることになったわけです。
少なくとも僕はそうだった。そしてそんなアジア1位をして「サプライズ」だったと、富める国のメディアに言われたのがとんでもなく悔しい。どれだけ低く見てたんだ。
あの試合はどうにか体裁をととのえたにすぎず、予想通りレッズ側に得点の気配はなかったです。セードルフがもうちょっとちゃんとしてたら3-0か4-0でしょう。試運転で、です。まあ決勝でもセードルフのフィニッシュは無惨でしたねー。手を抜いていたというよりは、日本の水が合わなかったんだろうね。ミランがまともにやれば、ボカほどの攻撃力を持ったチームでもチャンスはそうそうないわけで、そうなると欧州の連中が目指しているものというのは、やはり素晴らしい。チャンピオンズの抽選会が楽しみだ‥‥
ともかくも今回のレッズーミランの生観戦は、内容の絶対値ではちと悲しくなるが、両者の立場やその力量などといった色んなものの「差」を実感することができた、とても意義のあるものだったと思いますね。来年は「今のすごいアーセナル」が見たいなあ。あれを生で見たら腰が抜けるかも。
ただチームの旬はそれほど長くはないのだけど‥