進歩と相性と闘争心

2007 J2 第27節 札幌 vs 福岡(札幌厚別)
結果としては妥当なところ、とは思わないです。
  
まあ、良いパフォーマンスをしても負けることもある、それが‥‥っていうフレーズもやや食傷気味かな。それでも今季積み上げてきたものを発揮してくれたアビスパの選手たちの頑張りを認めるほかはないと思いますよ。
やはりこのチームはあの第2クールを経て、良いチームになってきているんですよ。それはやるべきことが見えているから。
順調に伸びた第1クールから一転、第2クールはあまりにも混乱しすぎました。今はそこを乗り越えた印象を受けているので、プレーやコンビネーションに迷いは見えなくなってきています。精度も上がってきているし。
  
ただしそこは相手があるスポーツなので、すべてが思い通りにいくはずもなく‥。実際、相手の札幌は天晴なハードワークで狙い所を見定めていたようです。シンプルゆえのオートマチズムはたいしたもので、奪ってからタテにすぐ出す、もしくはDFラインの前のスペースを使ってからサイドなりミドルなりでフィニッシュに持ち込む‥‥その使い分けの判断も状況に応じてチーム全体で遂行できていましたね。流れからは得点できないのはウチの守備同様、問題があるんでしょうけど。
お互いの戦い方をみてると、ウチにとってやや相性悪いなと思ったりもしますが、次の対戦ではこの壁をぶち破ってもらいたいものです。第3クールはそのための「さらなる攻撃力の増加」を目指すべきじゃないかと、個人的には感じています。
  
それを実現するための必須条件はハードワークでしょう。はじめの何歩かを頑張ればいいポジションがとれるし、守備に回っても一人の頑張りがパスコースを狭めるんですからね‥‥。
闘う気持ちだけは負けてほしくないんですよ。次、大事ですね。

ちなみに録画で試合をみていてやけに可笑しかったのは、69分くらいにイエモッツがスルスルっと左サイドを上がっていたところに札幌の選手が絶妙のパスを出しちゃったところ。あれは完璧でしたよ!