狙い通り

2007 J2 第22節 福岡 vs 草津(博多球)
何度も言ってきてますが、過去数試合の負けている試合とこの試合の間には、パフォーマンス上の差はないと思います。なので、それらに結果の差が出ているということはすなわち相手の力量の差に他ならないワケですね。
「当たり前じゃん」
と言われるでしょうが、その事実を突き詰めれば、ウチの立ち位置というのは
「J2で5位程度」
という現状が実に相応しいわけで、それ以上でもそれ以下でもないということになるんですよね。それでいいのか?
しかし直接対決で仙台や札幌、そしてセレッソにも力を示せなかったし、東京Vにも得失点で負けているのだから、公平に観ればそうなります。
ただ、下位のチームに対して「狙い通り」の結果が出せたのは良かった。
  
第1クールで見受けられたパフォーマンスのムラが少なくなり、ある程度戦い方が身に付いてきたところで「もっともっと」という意気込みが見事に空回りしたのが第2クール序盤ではないかと。(この空回りの原因は個々の過信が全てではないかと思うんですが、さて)
この「もっともっと」が組織的なものでなかったのが残念なんです。あくまで個々の思いであって、チームとしてカタチにはなっていない、それが問題ですよね。リンコンのシュートシーンが少なくなったことはその証左の一つではないかと感じています。
  
さて草津戦ですが、一時のヘタウマから脱却し(言葉選べよ)、丁寧さと積極性が出てきたように見えました。前者はDFブロックで顕著であり、後者は久永がイメージリーダーとなってチームに波及していったように感じましたよ。
「人が動くからボールが回る」のだと再確認できる試合でしたね。最後まで運動量が落ちなかったことはとにかく評価したいです。
  
問題はこれが続くのか、でしょう。次もその次も。
自分と相手の順位に合わせた、効率のよいフットボールを身につける前に、やらないといけないことが山積みなんだと思うんですよね。そして何よりも気持ちで負けていたらどうしようもないんですね。
昇格を目指すなら、さきほど述べた上位のチームに力を示さなければならないし、その自信を得るためにも、次、大事。