最後の30m

昨日のTRMは控え扱いの1本目が1-4、主力扱いの2本目が2-2、ということで合計では3-6のダブルスコアか。
この競技にしてはハイスコアで、それだけに良かったところと悪かったところがはっきりしたのではないだろうか。注目したいのは2本目の展開で、先手を打ったのがアビスパだったという点かな。そこは最大限に評価したいね。
指揮官は「最後の30m」での精度や動きに不満があるようだが、それは今に始まったことでもない。いわゆるアタッキングサードでの拙さは、速攻時には発揮される思い切りの良さが、遅攻時には影を潜めてしまうことに象徴されるように感じている。
攻めている自分たちこそが主導権を握っているんだという意識が希薄なのかもしれないな。そこで楽しめる余裕があってもいい。それが落ち着きやアイデアに繋がればね‥。(苦し紛れのミドルシュートやリレーション皆無のスルーパスなどは、ここでいう“アイデア”の範疇ではない)
  
さて、1本目は2FWだったようだけど、2本目は1トップだったようだからつまりは3FW。それで基本システム上は3-4-1-2である川崎に対してある程度の成果を見せたのは意義深い。アレックスの得点はSBのオーバーラップからのチャンスメイクということらしいから、そのあたりも「主体的なフットボール」の現れではないだろうか。狙いを明確にし、チームが共有したものを実践、そのチャレンジから成功体験を積み上げ、失敗は練習で補う。こういう当然なサイクルは、主体的なプレーからしか生まれないのだ。
  
次は緑のチームが相手か。今思えば、あそこの社長だか会長だかの発言は開幕戦の相手が草津だと判っていてのことだったんだな。草津頑張れー。