幼児性

「本当は判を押したかったが…。寂しくなった」(西武・赤田)
「だれ一人も来てくれなかったことで、僕は必要じゃないんかとベッドに寝ながら思った」(オリックス・ノリ)
「この2年間の登板数、防御率を評価してくれた。球団の僕に対する愛情が形になって表れた」(阪神・藤川)
  
こういう発言がホントにあったかどうかは怪しいが、こういう情に訴えるノリが多い球界とその周辺のメディアは、気持ちが悪いね。いい大人が言う事か。
面と向かって言わずに、「あの人に伝えてくれ」と言わんばかりにメディアに心情を吐露するとはね‥‥。ちなみに同じようなやり方でも、オシム一流の発言による選手掌握術とは雲泥の差があるというものだ。
  
それに比べて、
「今年は本当に苦しかった。何をやるにもうまくいかず…。(球団に)物を言える内容ではない」(ロッテ・ジョニー)
この発言の清々しさといったら。
ちなみにジョニーが悪いのは今年だけじゃ‥‥ないよ!
  
国内のスポーツシーンで、真のプロフェッショナリズムを感じる事はきわめて少ないのだ。高潔で勇敢で‥‥そんなヤツは滅多にいないよね。