緊張感

新潟戦は録画放送を観戦。「悪いなりに勝つ」ことが出来たのは大きいと思うね。
  
2006 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 第29節 vs.アルビレックス新潟
まずは良かったとこ。
前半の誠史のドリブルは今季最高のスペクタクルだったし、虎の子の1点もまた誠史の左足(しかもエリア外)。まさかJ1初ゴールだったとは‥‥。普通ならMOMでインタビューを受けると思うが、そうではなく無失点を支えた水谷がその栄誉に浴したのは、実は誠史が固辞したからでは‥‥?
いやいや、前節の悔しさをこの一番で見事に晴らした守備陣こそが、この勝利の立役者だと言ってもいい。
でも、ちょっとやらせ過ぎたね。これ、チーム全体として悪かったとこ。
引き過ぎたし、時には緩んでしまうこともあった。エジミウソンが入ってからは、正直「運任せ」のようなシーンもあったりして、安定感があったとは言えない。ただ、それでもやられなかったのは「楽にやらせないプレッシャー」を相手に感じさせていたからだろう。
新潟は攻撃面においては、個の力で勝負できるわけもない。そういうチームに焦らせることができれば、たとえ攻められていても怖さはそれほどないよね。(まあ、それはこちらも同じなのだが‥)
ともあれ、相手の土俵にのらずに、こちらのペースに引きずり込んでやれたことはよかった。
ただし、中途半端なメンバー交代はどうかな、と思う。何も結果を出している構成をいじることもない。ホベは出さなくても良かった。実績からいえば出るべき選手でも、今は「流れ」とか「勢い」という部分で評価して出さない(出せない)、ということでいいと思うな。
  
公平に見れば引き分けが妥当かもしれないが、勝っちゃった。今までそういう試合がいくつかあったが、そのことごとくを落としてきたことを思うと、まったくもってしぶといチームになったよね。
さて、トップチームはご褒美とばかりに2日間OFF。そして次は天皇杯。どういう判断を下すのかわからないが、まあ、現場を見てる人たちが下す判断なのだから、どのようになっても受け入れようとは思う。
ただ、プロのクラブとして胸を張りたいなら、あの屈辱を晴らすためにベストの布陣で紫を叩きつぶすべきじゃないか。今ならそれが出来るし、へたなブランクを空けるとかえってイヤな感じがするよ。今の緊張感を一度解いてしまうことで残り5試合に向けてリフレッシュできればいいが、緩んだところから戻すのは難しいのではないのか‥。
色々考えるけどこれだけは言いたい。それは「ウチに守るものなんて無い」ということ。お菓子杯への半端な応対が何の益にもならなかったことが思い出されるのだ。
  
それ以上に、一昨日見てきたサテライトのメンバーがホームで無惨に切り裂かれるのを見たくない、というのもあるんだが。
あの倦怠感は何ですか? 光平がクサるのはわかるが(本当にクサっているかどうかは別として)、他はあれじゃいかんやろ‥。サテでは頑張れる動機付けが難しいというのなら、ただ自らの力不足を恥じ入るべき。どうしてあんな無気力な‥‥いや、これ以上は言いません。
あ、塚本が見れたのは良かった。