A・ビルバオ1−3バルセロナ

主審の杓子定規な判定が、ビルバオ先制によって醸成された好ゲームの香りを消し去った。
正直、このカードであの判定はないだろ。いくらレッドに相当するプレーだったとはいえ、「ホーム側への配慮」プラス「相手が王者バルサ」ということなら、イコール「黄色でいいか」となるべきだった。時間帯もあまりに早く、バスクの誇りは前半で息切れしてしまったよ。
  
このゲームの最大の焦点はエトーのいないバルサがどうなるか、代わりのFWは誰がふさわしいのか、ということであったが、その判断は先送りになるだろう。グジョンセンは前半ロスタイムのオウンゴールを誘発したし、後半にはタイミングよく飛び出して勝ち越しゴールを決めた。そのグジョンセンと71分に交代したサビオラには、その数分後にロニー、シャビ、イニエスタ(短い出場時間でも必ず仕事をする!)を経由したパスがプレゼントされた。
この二人のFWは総合的に見て差はないと思う。チームにもフィットしていることを示したしね。どちらかで固めずに、当分は競わせながらもプライドは傷つかせないようにモチベートしていくやり方でいいのだろう。
  
まあ、一方的な内容になってしまったが「バルサのやり方」がふんだんに見られた後半は、勝負抜きの楽しみがあったね。お腹いっぱい。