活性化

ガブリエルくんのプレーぶりも気になるところだけど、あらためて気になるのは昨季あたりからトップとサテライトの間にすっかり壁のようなものが出来ているんじゃないか、ということ。
  
こうも変動がないとサテライト組のモチベーションが下がりそうだし、トップ組は保証されることでプレーそのものへの「飢え」を感じないようになるだろう。
もちろん、実力のあるものが順当に選ばれていると信じてはいるが、フィジカルやスキルではなく、メンタルな部分こそがチームの活性化に繋がるとするなら、サテライトも巻き込んで、
「戦えるクラブ」
であって欲しいね。層の厚くないクラブなりのやり方というか。あくまで一つの意見だけど。
  
無駄にFWなんぞで使われた恭平や、今季のチーム初得点をあげた光平、それに北斗が今そうであるように、当時はユースで常に代表候補だったヒラジも‥‥。
なんといっても昇格時のメンバーなんだからね。彼らがJ1でどう振る舞うのか見たかったんだよなあ。
  
ところで、折しも昨日発表された日本代表はその数といい人選といい、「前任者と協会へのアンチテーゼ」と「リーグの活性化」というメッセージがあるように思われた。実績にとらわれず「旬の選手」が当然のように選出されたのは歓迎できるし、それでこそJで戦う選手は夢が持てるというもの。
まあ、今回の対戦相手と馬鹿げたスケジュールを考えるとこんなもんだろう。すでにひと月前の失望は薄れ(巷間において)、新たなる希望を感じさせてはくれる(メディアのマツリ)が、これは忘れてはならない。
「あのドイツでの陣容は、間違いなく素晴らしいメンバーだった」
ということを。
だから彼らで出来なかったことを今回のメンバーに求めてはならないし、もちろんオシムも十分にわかっているだろう。まずは「B代表」を見極めて、誰が世界と戦えるようになるのか、伸びしろも含めて見守ることにしよう。
「A代表」を見るのはまだ先でいい。
  
まあ、今回の発表で一番ガックリきてるのは松田じゃないかと。(笑)