日本製

hal-u2006-06-15

スペインの大勝は驚きだった。この競技は相対的なものだから、それだけウクライナが対処できていなかったわけで、結果ほどにスペインが好調だとは感じなかったんだけど。
ビジャの2点は今後の展望も含めて、同国にとって喜ばしいことだろう。上位を狙う上で、苦境を打開するラッキーボーイの存在が必要になるときが、必ずと言っていいくらいにあるもの。ビジャの今季の勢いは、そうした存在になりうるものだと思う。個人的にはF・トーレスのゴールシーンにもっとも痺れたけど。あのスピード、決定力‥‥やはり素材的にはラウル以上‥‥
  
まあ、夢にもスペインが
「優勝する」
とは思わない。だが、G組からどこが2位で抜けてくるにしても、スペインを止めることは考えにくい‥‥。それが現時点での印象。
ポテンシャルからいえば、今後フランスが化けてくる可能性は高いが、果たして。
案外苦労して、フランスが2位となったときは面白いカードとなるが‥‥
  
スペインは、相変わらずちゃんとまとまっているとは思えなかったが、共有しているイメージは、今のスペインリーグの隆盛を表すようにレベルの高いものだ。ときおり自己中なプレーがあって、アラゴネス監督が怒り狂ってるのもご愛嬌。思わぬ大差に緩んだチームを、ラウルとアルベルダ投入で引き締めるあたりも、この代表チームの層の厚さを改めて感じさせてくれる。無論、彼らベテランに相当する選手達に頼るときが、この先あるはずだという当然な読みもあっての交代だろう。
驕った「無敵艦隊」がどうなるかは歴史が証明しているからね。
  
ベスト8以上でしかありえないが、チェコ、ブラジル、イングランドのどれかとスペインが当るのを観たいよ。
  
しまった、タイトルとまったく合わなくなってしまった。
いや、これまで観戦した中でもいくらかの選手は、今回のモルテン開発による熱接合ボールの特性をいかそうとしたシュートを試しているのに、日本の選手がそれをやろうとしていなかったので、皮肉なものだなと。ロシツキーのゴールは見事だったよ。
このボールを三浦アツだったらどう使いこなしたかな‥‥