Keep on running

昨日の千葉ー福岡はいいゲームだった。福岡にとっては。
相手のお株を奪ったかのようなハードワークと速攻は狙い通りで、北斗のクロスから薮田が点で合わせたシーンは思い出しても鳥肌が立つね。
なるほど、千葉の拙攻に助けられた面はある。巻のシュートはナイスプレーだったが、岡田さんはアレックスへのファウルをとってくれた場面もあったな。それでもチームとして示した内容はアウェーの福岡に分があったように思うよ。そして簡単に勝てないところに、昨季、優勝を争ったチームとの地力の差を感じた。

J1復帰後、まだ発展途上状態ともいえる福岡と、昨シーズンにできていたことができず、自滅した千葉。今シーズンのリーグ戦は同じように未勝利だが、チーム状況には大きな差があるように見えた。
http://www.jsgoal.jp/news/00030000/00030760.html

「発展途上」と言ってくれるのは嬉しいが、このケガ人の多さは尋常ではないし、馴れや経験が今の福岡に上乗せとなるとも思えないんだよね。序盤からアクセルベタ踏みの昇格組と、シーズンを通してどこにピークを持っていくかを考えられる上位のクラブとの差はいかんともしがたいのか。
それでもなお、前を向き続けるしかないのも分かっているのだけど。
  
ただこれだけは言える。磐田、大宮、千葉、これらのクラブが「あんなもんじゃない」ことも知ってはいるけど、そうさせたのが今の福岡の実力なんだということ。だからそろそろ、自信が芽生え始めてもいい。それがいくらかの余裕となって、いい方に作用することを期待している。
終盤の選手達は、見ていられないほど疲弊してしまっているからね。しかし、それは誇らしくもあるのだ。