銀河の行方

ペレス

マドリーのペレス会長が辞任とは驚いた。
  
ガナーズマジョルカに対して連敗を喫し、3期連続の無冠が濃厚になったところでの辞任は筋が通っているようでもある。新会長は役員会理事の一人、フェルナンド・マルティン氏。ペレス氏の信任厚い人物ということだ。

ロナウド、「フロレンティーノは僕の唯一の味方だった・・・」
  
とても残念です。フロレンティーノは、レアルマドリードで僕を擁護してくれた唯一の味方でした。僕にとってとても辛い日になりました。偉大な会長が去って行ってしまった。
http://www.madridismo.com/

昨日の今日ということで、ついついロナウドの不調と繋げて考えてしまいがちだけど、この豚くんの不調は今に始まったことでもないか。ただ、ペレス体制になった2000年から、2002年までに成し遂げたマドリーの栄光が、彼が入った2003年以降、徐々に霞んでいくのは事実なので。(マケレレの放出もあるか)
偉大な先輩のためにロビーニョシシーニョ、バチスタがいくら頑張っても、その先輩が前線で働こうとしないのでは、彼らも悲しいだろう。自身の「一瞬」のために他のプレイヤーの犠牲を強いるような有様は見苦しいの一言で、そうした見方を一蹴する爆発力も影を潜めた今となっては、恩師の辞任を重く受け止め奮起したところで突然体がキレるわけもないだろう。
今年に入ってからのチームの快進撃を止めたのは、全体の疲労感もさることながら、この豚くんが戻ってきたことが作用していると思えてならないんだよね。
そこでチームを救うべきカピトン、ラウルもまだまだといったところで、待たれるのはグティの復帰ということになる。ただ、代表で消耗しないですむラウルがワントップで出るようなら(そういうコンディションなら)、華々しい復活劇が見られるかもしれない。
  
次節のマドリーダービーは、スタメンに注目しよう。
  
そして、今夜のオガサにも。本大会での保険として使えるのかどうか、というのが個人的な捉え方。